●きのうの話。
Tete。
ジャケ買い(アー写買い)をしてからずっと聞いていました。
17曲あるうちぐっさり刺さったのは5曲くらい。(いやもうちょっとかな。)ほかのが嫌いというわけではぜんぜん!なかったのだけれど。
ただこのひとはいいのでは!と勝手にぴんと来た時におおいに期待していたのが
『かなしいグレーなパリの街角のにおい』
(なんなんでしょう。このベタなイメージは。)
だったために。ハッピーな雰囲気の曲も多かったからすこし意外だったのです。
どうしても悲しく暗いものにひかれてしまう暗闇好きなあたし。。。
でも、声のよさはすごくてそれはもう一発でやられていました。
しかしおフランス版を買ってしまったから歌詞のいみがちっともわからない。。。失敗した。彼のうたは歌詞がとてもだいじにちがいない。英語のうたの訳詞はもとのニュアンスを失ったものがとても多い気がするので読むことはほとんどないのだけれど。フランス語、あたしちっともわかんないじゃん!!!あああ。
ハッピーな曲もライブではぜひ聞いてみたいと思いながら日々忙殺されチケットは買わずに今日。はーぴーがシゴトで行くというので前売りを買っておいてもらい行くことに。
渋谷を超ダッシュで!!!
そしてTete!
ああ見に来てよかった。
想像通りの生命力あふれるルックスですごくナイスガイでギター一本でていねいに歌っていました。つつむような声がとてもよかった。ひとつひとつの曲のメッセージを英語とフランス語で一人同時通訳状態で(今日は2倍はたらいてるからギャラも2倍ほしいと言っていた(笑))いっしょうけんめい説明してから歌っていました。彼のじぶんのメッセ−ジを少しでも伝えたいというきもちが見えました。そしてこちらもわからないからこそすごく一生懸命聞く。
実際、じぶんで勝手な想像で聞いていた曲が実は秋の歌だったり人生の歌だったり女のひとに捧げる歌だったりと今日はまるでちがう歌のように聞こえた。歌詞の意味はぜんぶわからなくてもそれを作った彼の言葉を聞いてから聞くとそこからふくらんで絵がでかくなっていくのでほんとよかった。フランス語の響きはそれだけでとても魅力的だけれど、記号としてでなくちゃんと彼の伝えたいことの意味が知りたいとはげしくおもいました!!!
コミュニケーションのひみつのひとつに、わかりあいづらい方が人は努力するというのがあるとおもいます。(ひみつでもなんでもないか)努力なしにわかっちゃう人との間ではあまりがんばんないけれど、ちっともさっぱりわからない、でもダイスキ!!!、みたいな相手には全力ですごーくがんばるっていうような。恋の初期なんかもこんな仕組みですね。はい。
そして今もう一度アルバムを聞いているとスキな曲ばかりになっているのにきづく。
う−ーーーん言葉をもっと勉強したい!英語もまだまだだし現在形のみで止まったスペイン語もやり直したいし。でもフランス語もわかりたい!!!日本語ですらこんなに日々いろいろわすれていくのに新しい言語なんてだいじょうぶかと気が遠くなるけど…。魚たべよっと。
ちかごろずっと忙しすぎていろんな素(もと)が枯れ果ててしまいそうだったけれど
Teteの歌う姿でぜんぶ取り戻せた気がしました。
あっというまだなぁ。
意外とそういうものだ。
ああよかった。
(はーぴー誘ってくれてありがとう。)
そうそうここで
高野寛さんにお会いしました。高野さんはいつもいろんなとこにいる。
好奇心全くおとろえない少年のようなステキ四十路なヒロシさん。すばらしい。
Teteと打ち上げでなかよくなったそうです。いいなぁ。
そして
サエキけんぞうさんを紹介していただきました。
やっぱりあの白山の眼鏡でした。
少しお話しただけで実にただものじゃないかんじがしましたよぉーーー。
●おとといの話。
人生で初めてTVショッピングでものを買ってしまいました。
3amに。ねむれなかったのです。
トルネードステッパー!!! いえーい!!!
最初はフェイクな笑顔の白人女性たちのダイナミックな宣伝をげらげら笑っていました。
そして急にそれは来ました。20分ほど見ている間に。
ほしくなったのです!
3秒くらいで買えました。ネット連動なので。すごい時代です。
でかそうなのでおびえながら届くのを待っています。
魔がさしました。