おおなつかしい写真っす。
これは6年前に撮らせていただいた横尾忠則さんです。
999.9というステキなメガネブランドの写真集のために。(『 フォーナインズトライブ』ってやつです。もう売り切れちゃってないけど。)昨日はその時の編集の
ドイセンセイ(monoマガジン編集長を20年も!つとめたお人っす。)とオシゴトでした。ドイさんに初めて紹介されてお会いしたころあたしはオンナの子の写真ばかりを撮ることに夢中な時期だったのですが「オトコをモノクロで撮るとどうなるか見せてよ」と言われその足で上野に(なぜか)向かいホームレスのおじさんたちにお願いして20人くらいのオトコポートレートを撮ってきました。その写真を見て5秒くらいでドイさんは一緒に写真集を作ろうと言ってくれました。今おもうとあれだけでよく決めたなぁドイさん。そしてその写真集は今のあたしのいろんなモトが入っているいいやつになりました。今ならこんなふうに撮らないなぁっちょいとリキみすぎだよお前さんっていう写真も多々ありますがそんな若さゆえも含めて。そんなドイさんにナカガワぁーって呼び捨てにされると犬のように喜んじゃうあたしです。なんかちっともえらくもないのに中川さんだー正子さんだーと丁重に扱われることが増えた31の春。
ネヴァーフォーゲット初心!!!
そしてその後。
cinema dub monks本島上陸!!!ってことではーぴーと浅草くんだりまで。フューシャピンクのスーツ上下(シークレットシューズ疑惑つき)のマジシャン的ルックス中年男性と胸毛もりもり見せ見せの白髪パンチ鳶職男性という台東区への期待を1ミクロンも裏切らない登場人物を子細に観察しながら銀座線で。
今回のイベントについてはあまりわからないまま向かったのでした。
ダイホさんに今回やる東京ライブの中ではここが一番オススメだよと聞いて。でもスタルクの黄金のあれ(あれっすよ)が乗っかってるバブルなビルでなぜ?ゴージャスっていうのから一番遠い彼らが。そして大雨の浅草。
予想に反して会場は天井が高いこじんまりとしたスペースで見るひとは床にぺたりと座る形式。ええかんじだわ。林間学校を思いだすわ。なぜか。親密なきもち。
カレー(今日は2食カレー。インド人のようにカレーばかり食べているあたしの胃はターメリック色をしている。まちがいない)とサングリアとはーぴーのラスクをもりもり摂取していたら暗くなりだぶもんくす。
いつもよりもさらに静かに始まった気がする。ダイホさんのピアニカがかなしい和音を吹くとふと目線が遠くになってじぶんと世界とをとても離れた場所から見ているようなきもちになる。俯瞰というよりは遠景。どうしようもなく宿命のようにかなしみが底にある物語を見ているような。でも決してネガティブなきもちではなく、だからこそ世界はうつくしいと。そんなふうに思っちゃうのです。いろんな種類の感情がムネを満たして背中が痛いよ。ねぇどうしてあんな音がだせるんだろう。どうしてですかぁーー?
いつ見てもココロからダイスキ!!!!!!!!!
だぶもんくすの振動がまだカラダをぐらぐらと動かしているのにステージの右側で太鼓のパワフルな音が聞こえるわ。ITACIだよ!!!なんてステキな名前なの!!!ego-wrappinの中納良恵さんがいて女子3人が太鼓をたたくまるで雨乞いをしているかのような力強くて原始的な音の嵐。ナカノさんはまるで小さな獣みたいな声、というか音、を出し始め太鼓はますます激しさを増しその場はすでに台東区浅草ではなく深い緑の森の奥。いろんな生物が息をひそめてひしめき合っているような。アタマがしびれて内臓に音が響くわ!!!!!ああああ。
そしてSAICOBABA。ぼあだむすのyoshimiさんがゴクサイ色の鳥のような(実際は灰色の服だったというのに)鮮やかな存在感でそこにいて脳に直接響く声をだしている。シタールとドラムに囲まれて。もうそのころにはあたしたちは腰砕けできっとその場にいたひとみんなにすごい魔法がかかっていたと思う。最後には3つのバンドが即興で音をだしナカノさんとyoshimiさんは原始のコトバで警告や喜びを伝え合うように声をだし続け太鼓がDNAの中にあるなにかを呼び覚ますようなリズムで上下に走り音にかこまれ響きに包まれ完全にトランス状態。
ふぅ。
カラダからわきおこる血の衝動をあんなふうに表現できるひとたちの姿に。
脳がゆれているーーーー。
はーぴーの実家から送られてきた生命力あふれるアスパラを食べ
SATCナイトをしました。何度も泣きそうになりながらあたしが寝るまで。
サマザマな生物のエネルギーを大量に浴びたちゃくら全開の日でした。
たのしかったねはーぴー!!!
明日からぐあむにらっぱーの方々と飛んでくるので木曜まで更新できません。
ごきげんyo!!!