腕を切り取られて血がふきでているのに撮影に行かなくてはいけなくてどうしようかとすっごい焦っていたらドアに誰かがいてぴんぽんぴんぽん鳴らしているからとりあえず長袖を着ればこの腕のつけねも隠せると思い新作の迷彩ダウンを手にしてでも血で汚れちゃうなぁあとでクリーニングに出せばいいけどなんでこんなに血が?とか聞かれるのめんどくさいなぁと思いながら宅急便をとりにいきました。
KILL BILLを今ごろやっと見ました。
何本も切り落とされた腕の映像が工夫もなくそのまま夢にでてきたようです。単純すぎるわ。
Pulp Fictionは一番スキな映画のひとつでセリフもたくさんおぼえているくらいだけど(とくにミアのセリフ。しゃべり方もマネ。髪型はムリ。)なんといってもクエンティンさんは血を出しすぎで銃を撃ちすぎなので血のり関係がほぼダメなあたくしは切るビルはダメじゃろうと腰がおもいっきりひけていたのでした。突飛王が借りて来てくれたので悩んだ末午前2時丑三つ時より鑑賞。
結果やはり。クエンティンは未だ枯れないすばらしい才能をお持ちだ!!!
最初の2カットですでにクエンティンタランティーノの映画である、と誰もがわかってしまうあの独特なリズムとまっとうなカット割りとクローズアップとセリフと。キャスティングもすばらしい。でもなんといってもカメラの使い方がほんとうにかっこいい。やっぱぜんぶスキ!!!血も腕も首もほんとうにツラかったけれどこのヒトの映画はそれを歯をくいしばってみるだけの価値はある。これから2を見るのだ。
しかし。新聞を見ると。今日は日曜日の朝。
なぜかしら。記憶がもつれぎみ。
木曜日は一日中寝込ませていただいたため夜は復活ぽかったので斉藤和義さんのライブを見にいかせていただきました。うつくしくてせつない歌はものすごーくせつなくて飛ばす歌はギターキッズのようにバンドの3人と飛ばしていて楽しそうすぎる!!!そのココロから楽しそうなのがヒトビトに伝染してむんむんしている会場の空気は濃いピンク色。やっぱりやってるひとが楽しくないとダメね。ギターを弾く斉藤さんはとにかくとにかくかっこよかった。浜崎貴司さんにもひさびさにお会いしこんな大人になりたいもんだとアコガレました。金曜日は渡辺有子さんのお宅で楽しく撮影をし先日お会いして以来急速に有子ファンになったあたしはえらくがんばりました。やっぱり人物の撮影ではなくてもスキだと写っちまうわけですよ、なんつーの?にじむ気合いとかダイスキです!みたいなきもちがね。ふふふ。しかし有子さん仕様でモノトーンでシックに行ったのにモノトーンなら有子サンという訳では決してなく。「ねぇねぇマサコちゃんのそういう服ってどこで売ってるの?」とめずらしい動物を見るようにフシギがられました。どこってそりゃ代官山とかのオシャレな店ですよ有子さん!!!うふふふふふ(よろこぶ)有子さんは上質なニットをシックに着こなしていました。すごく似合ってました。でもあたしがあの服をもしいただいたら(どういう設定だ)あのカーデの下にドクロのキャミなどあわせないと落ち着かない。きっと。やっぱりヒトの趣味というのはもうそうそう変わるものではなくあたしは自分の趣味が世界で一番しっくりくるのできっとおばあちゃんになっても孫にばあちゃんの服ってどこで買うんだろうねと囁かれたりするのでしょう。そして今は有子さんのスタイルではなくてそのスピリッツをマネしているのだ。たくさんのモノはいらなくてほんとに運命的に出会ったダイスキなものをだいじにする。そういう精神を。で、夜は
kiiiiiiiのライブを見にいく。超満員で入れないのをムリヤリ入れてもらう。こんなにぎゅうぎゅうだなんて!!!大人気だね!!!甘すぎだったねあたし!!!(そんでゴメンね)ひさびさに見たきぃはタイ遠征の成功ぶりも手伝ってか以前(っていつよ。けっこう前かも。半年前とか?)見たときよりも格段にキレがよく全く飽きさせずにメタリックな虹色に染まるシェルター。人生は実は4コママンガでパーティなのではと思わせてくれるきぃがダイスキ。ガールズbeクレイジー!!!ただれちゃんハッピーバースDAY!!!ずっとキュートでクレイジーでいてね。でそのあとはうちではーぴーとめぐびーとSATCナイトをしキャリーに感情移入し
マドンナの新しいPV(ほんとうにほんとうに、マドンナはマドンナの名に相応しいすばらしい存在であります)を見たりお茶を10杯くらいのんで夜明けのヨガをしてみたりあとはなにしてたんだっけ?気づいたら朝の8時だよ。おつかれちゃん。二人を見送って寝て突飛王とひさしぶりの週末きぶんプレイってなに?要するにオオゼキで大量にグロッサリーショッピングをして料理をしたらふく食べシャンペーンを飲み唐突にコドモの名前を思いつき(別ににんしんしてません。)姓名判断をしてみたらぜんぜんよくなくて(孤独運を持ち裏切りにあうらしい。ひどいわ。)バリエーション替えをしていたらどんどんヤンママがつける名前のようになってきてあああ何よこれ。一度リセットよ。こんなに漢字をしらないようではいけない。漢字字典を買おう。山崎洋子の『朱精』がおもしろくて止まらない。でも読んでいたらきっと朝になるので強制終了。濃い恋に悩む女子の結論はもうでてるけど一応確認したいという典型的フォーリンラブ中な電話を受けあらゆるディティールの報告に30分もだいじょうぶマイフレンドとだけ言い続け恋ってめんどくさいし賢いひとも阿呆にしてしまったりもするけどやっぱりいいわねと思いました。いまごろうまくいってますよーに。で、キルビルとなったようです。終わったら明け方。カラスが叫びあう明け方。
よっぱらいグラスからみた新しい朝。
朝の光ってすばらしい!!!すべてが帳消しになっちゃう気がしちゃう!!!
というわけで11月も半ばの日曜日。
あたしのまわりの小さな世界においてですらひとはみんな似ていなくてそれぞれの思い出話と夢とジレンマとスキと苦手と愛をぱんぱんにかかえて生きていて、そんなにんげん同士がすれちがったりぎゅうぎゅう押し合ったりたまに目がばっちりあったりしている世の中というのはなんて興味深いのだろうとおもいました。そのにんげんたちがもしスケルトン状態で内容物がすけて見えていたりしたら老若男女すべてのひとはあまりに濃すぎて圧倒されてきっと街なんか歩けないくらいのすごさだと思うわ。