ひとびとをどうしようもなく動かすのはやはりほんものの才能でありまた混じりけのない本気であると今日富士山の麓で再確認しました。いろいろあって一睡もしないまま朝6時渋谷集合。湖のほとりへ向いある歌姫のCDジャケットなどの撮影をしてきました。そのひとの持つ強い磁力的エネルギーに砂鉄のように周囲は次々に引き寄せられ熱が熱を呼びあっというまにそのかたまりは巨大になっている、いつも抜きん出た才能と情熱を持つ人々とお仕事してつくづくそう思います。今日の彼女(って誰か言いたいけどちょっとがまん)もそのうちの一人で彼女を囲むスタッフの方々のこのプロジェクトに人生をかけてるっすくらいの愛情と覚悟に触れ泣きそうになり体の芯が引き締まりあたしはこのチームの写真係として今日できることを全部やろうと思いできること全部やってすごく頑張りました。とてもいいの撮れたので発表するときはお知らせさせていただきます。ぜひ見てください。まし。
実は昨日かねてから念願の白州次郎&正子さんの
武相荘を訪れた時からすでにあたしの7つのチャクラはばっくり開きっぱなしだったのです。生きて行く上で守り通したいプリンシプルを忠実に守り美学を貫き通して最後までイカしてた二人の濃くて静かで美しい暮らし。ああステキすぎる。あの家の風情があまりに二人そのものすぎて。正子さんになったつもりで庭に立っていたら二人がそこを散歩しているときの目線がふと降りてきた気がして鳥肌が立ちました。開いているときはこういうことが起きてほんとうにぶるっとする。大事なことは芯をぶらさないこと。原則を曲げないこと。美しく生きること。美しさの基準は自分で決めること。あたしの場合のプリンシプル、つまり原則は言葉にすると気絶しそうにださいのだけど愛と本気と正直とリズム。その具合がずれないこと。これを忘れなければ相手が誰であってもそこがどこであっても何も、こわいこととかない。はず。