ブログっぽく(ぽいんだろうか?)ちかごろのこと。
ワタナベマキさんちでつむに癒されながらたのしくてきぱき撮影。マキさんの料理は小さいところがすべてていねいに愛情こめて作ってあって、ふつうにみえて、ふつうじゃない。すごいと思う。ものづくりの基本を見る思い。そのあと、浜崎貴司さんのライブを観にひとまわり年下のともだちと逗子の音霊へ。あー海!!! 渋滞でおおはたさんの出番には間に合わず。浜崎さんはいつものごとく余計な力などまるで入っていなくてかっこよすぎてしびれる。せつなさとしあわせと爆発のバランスが絶妙。浜崎さんみたいな大人になりたいとまた思う。イベントの最後に出演者全員、前出の二人と泉谷しげるさんと持田香織さんが雨上がりの夜空に、を歌う。サポートのギタリストのひとがイントロを弾き始めると、泉谷さんが怒鳴りながらそのギターを奪う!
「そんなギターじゃダメだ!俺は忌野にはうるせえんだよ!」と。
「おめえこのギター高いのか?」とか聞きながら、人のギターをいきなりかき鳴らす。ものすごい気迫でギターが壊れそうなくらいに。何かが乗り移っているみたいに。すごかった。「おまえら、忌野を忘れんなよ!!!」と叫んでステージを去っていった泉谷さん。ロックとは、自由とは、表現とは、いろいろ考えさせられる。かっこいい。。。フジでも観にいきます!!!
帰りの車内でともだちが、新しいデモを聴いてといってかけてくれる。とてもいい曲。まさこちゃんのことを書いたよ、と言うのでとてもびっくりして、そしてちょっと泣けてしまった。でもおねえさんぶって泣くのをがまん。ありがとう。
翌日はだいすきな
マミエちゃん開催の待望の愛ちゃんナイト!!わーい!!撮影終わってからダッシュでかけつける。愛ちゃんというのは島本了愛ちゃん。愛ちゃんの本をマミエちゃんがプレゼントしてくれたのだけれど、あまりにもそこに書いてあることが腑に落ちすぎて。スピ系自己啓発本はあたしは表紙が出している空気になじめなくてほとんど読まないけれど、愛ちゃんのは、そんなプレジュディスを軽々と超えて読めた。マミエちゃんがすすめてくれたってのはもちろん大きいのだけれど。それで本人に会いたい!と言っていたらマミエちゃんがセッティングしてくれたのだ。カヨちゃんと愛ちゃんのパートナーのシマちゃんとマミエシェフの毎度おいしすぎるごはんを食べながらいっぱい話す。愛ちゃんのポジティブな空気の力はほんとうに、強烈で、彼女の言葉があんなにも説得力を持つのは愛ちゃんがほんとうにいろんなことを自分自身の皮膚とか目とか耳とかでつかんできたからなんだな、と思う。借り物ではない、自分の言葉。シマちゃんと愛ちゃんのバランスもとてもステキ。あーーほんとうに会えてよかった!共通の知人もいてまた次の集合もすぐになりそう。うれしい!マミエちゃんいつもほんとにありがとう!!!
そして次の日。朝から絵のワークショップへ。今回は夏休みスペシャルで先生とお料理もちょっとしながら。トシオも連れて行く。夢中になってやっていて、気づくと7時間もたっていた。しかしトシオのうまさにはかなわない。彼が小学校の時に描いた写真のような絵をみて度肝をぬかれたのを思い出す。ふだんさらさらと描いているスケッチにもいつもおどろく。しかし絵ってその人がでるなぁとつくづく思う。先生いわく、あたしの絵はコドモっぽく、よくいえば自由で大胆。トシオの絵はとても冷静で計算されていて繊細で、でも、力が抜けていた。他のメンバーの絵も、その人のたたずまいと絵がとても、似ていた。でちゃうんだなぁ、やっぱり。
この先生はあたしが大好きな憧れの大人の女の人の中でもきっと最高齢で最高にかわいい。そして極上にエレガント。お茶の時間にはぼけーっと先生を見つめてしまうのだ。先生の、ダークレッドのネイル。ベリーショートの髪の下の強い目と洗練された着こなし。はずかしそうに笑うところを。
そのあとは絵の道具を置いて、Kellyと駒沢公園を走る。猛烈に。等々力のKelly宅から駒沢まで、そしてジョギングコースをぐるぐると。ひとびとをごぼう抜きしながら。お互い話すことがありすぎて、会った瞬間からしゃべりっぱなし。内容はとんでもなくダーティーガールズトークなので、英語で早口で話す。Kellyのシニカルな視点がおもしろすぎて大笑いしながら。走る。ぜいぜい。Kellyは背が高くものすごく美しいので、走っているとみんな振り返る。あたしたちが話しているあんなことやこんなことが聞こえて、ではありませんように。お互いペースを決してゆるめないのでかなりのハイペース。ありえないくらいに汗をかいてすっきり。やはりメンタルとフィジカルの疲労のバランスは、フィジカルがはるかに勝っているほうが、よい。そして今度は猛烈に料理。ばくばく食べてべらべら話す。すっかり遅くなって帰宅。ベッドに入った記憶なし。
そしてネクストデイ。もう曜日の感覚もなく朝起きて今日はなんだっけと思う。今日は撮影。しんちゃんが7時半に迎えにくる。あぶないあぶない。一路千葉の海へ。あーきもちい。しゃきっと撮影してばか貝とかいただいてトマト買って帰京。ほとんど遠足みたい。しんちゃんにバイクにのせてもらって新宿へ向かう途中、国際フォーラムでステキなアンティークマーケットに遭遇。ものすごくツボなものだらけでめまいがする。厳選していくつか購入。うれしい。新宿ではフジへ向けて準備。何時間もかけてパーカーを買う。もう、てきとうに買い物はしたくないのだ。すこしでも疑問がよぎったら、家に連れて帰りたくないのだ。悩みに悩んでカリマーのを購入。疲労をふせぐ強そうなスパッツまで買ってしまう。がぜんフジへの思いが盛り上がる!!!店の外に出たらひとびとが空を見上げて写真を撮っている。虹。ダブルの。新宿のグレーの空に、コドモのころに描いたのとそっくりな美しいパーフェクトな虹。外側から色をひとつひとつ数えていたら、泣けてきた。うつくしすぎて。なんだか、祝福されているみたいだった。虹を見ているひとたちは、みんなすごくいい顔だった。完璧な瞬間。こういうののために、生きている。
スキップして帰ってうなぎを食べる。丑の日。枝元なほみさんのレシピで。
情熱大陸の斉藤和義さんをみながら。きっと彼にとってはあたりまえでだいすきなことをただただやっていたら今のようなおとなになっていたんだなぁと思う。そういうひとは、ほんとうに、かっこいい。
そして今日はいろんなことが神のタイミング、というべきすごいかんじで、こわいくらい。あらゆることがつながっている。テレビにでているジャニーズのひとまでがくっきりとつながりを示している。もう、意味など考えず、フロウにのるだけだと思う。そうめんを薬味いっぱいでランチ。夏。近所のアンティークショップに行こうとトシオとでかけるも、記憶があいまいで(いつもどおり)道がわからず知らない場所に。どこかしら、ここ。すると目の前に素敵な日本家屋があって、なんだか、ぜんぜん目が離せなくなる。近づいてみると、ひっそりと、ギャラリーになっていた。小さな案内を見て、息をのむ。伊藤環さんの個展!!!あたしがいま、日本でいちばんスキな作家さん!!!奈良で個展をやると聞いたので、行こうかと思っていたくらいなのに、こんな、歩いてこれるほどの近所で、出会うなんて。入ってみると、もうそれはそれはあまりにもスキな世界が広がっていて、お店の方につめよって興奮して話してしまう。今までいろんなお店でことごとくひとめぼれしてきた器が環さんのだったのです。そこだけが、光ってみえるほどの、強烈なひとめぼれ。使うたびに惚れなおす。それが一同に会してるなんて、ああ、気絶しそう。心を落ち着けて、一番目があったすてきなスクエアの器を買う。その後探し当てたアンティークショップでもよい出会い。トシオとこれだね、と即座にうなずいて決まるほどの。
かよちゃんからメール。新月のウィッシュリストのことを教えてもらう。
日食が近い今、月の力がとても強いと。
ありがとう、かよちゃん。なんか、すごくいい予感がするよーー。
これがあたしの週末。みるみる忘れゆくじぶんのための備忘録的な。
(読んでくれた奇特な方、長くてごめんなさい。)
明日は京都。そして明後日も。日食みれるかな。
たのしみ!!