ひとりのひとからもらうこともある。
広くて輝く海、たとえばあのカウアイの夢みたいにすごい海、
それらからもらうものと同じくらいのすごい力のかたまりを。
生命力。しあわせのよどみない流れ。
ひとりのぴかりとした人間がそこに生きている、という事実が持つまぶしい光は時に奇跡的な夕日みたいに目の前のものをじんじんと照らす。そこにある毒の水をすべて清らかに流し、滞った固まりをやさしく溶かす。結びつくエネルギーはらせん状で成長し続ける。太く、強く。
そんなことを、たとえば、でかい笑顔ひとつで。そこに立つ姿だけで。
軽々と。
そんなミラクルな瞬間にはたぶんあたしの頭蓋骨はぜんぶゆるゆるで、なにもかもがおそろしいスピードで入ってきているにちがいない。そんなことだらけのすごい1週間。
なんだろう、このかんじ。やばい。
北海道に行ってきます。
でっかいどう。